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千石 ウナギ整骨院のお知らせ 2019年4月 2ページ目

若し今日この荷物を降ろして善いのなら

まずはこちらをご覧ください。











オポッサムという動物の子育てです。何というか…お疲れ様ですと言いたくなります。どうやら子どもを背負って行動することが大変な負担になる点は人も動物も同じなようです。
 ですが,オポッサムと人間とは大きく異なります。その一つが通常時の姿勢です。オポッサムは,子育てをしていようとしていましとあの格好です。重量が上がって足への負担は大きくなりそうですが,実は四足歩行なのを活かして垂直にかかる重さを分散させているためそれほどではないといいます。
 対して二足歩行の人間は,重さが垂直にはかかりません。子どもを抱えている方向に強く引っ張られ,そのままでは倒れてしまいます。そして倒れまいと逆側の筋肉は常に働くことになり,疲労や思わぬケガにつながります。地面に垂直に立つ人間はその状態を維持するために身体の前面と後面の筋肉が微妙にバランスを取り合うことで姿勢の維持を可能としているのです。重量物を長時間同じ位置に抱え続けるには不向きなのです。
 なので,お子さんの位置はマメに変えた方が良いのです。しかし実際それを実行するのは難しいこともあります。抱っこはいいけどおんぶは嫌がる,抱っこだと暴れてしまう,そもそも2人いる…などなど,バランスを取ることが現実的に無理な方々ばかりかもしれません。
 そのための調整です。矯正です。自分で歩いてくれるようになるまでは我慢…とお考えの方もいらっしゃると思いますが,放置していても良いことはありません。むしろ,ギックリ腰などになってしまうリスクは上がってしまいます。ご自分のことを二の次にせず,メンテナンスをお受けになってみてはいかがでしょうか。




新社会人へのエール

    新社会人の患者さんが早くも肩のつらさで通院されています。入社第一週目から大変だなぁ。 
 生まれた年を聞いてハッと気づきました。この仕事を始める前,私は教育の仕事に携わっていたのですが,当時学習塾で勉強を教えていた最も年齢が下だった子と同じなのです。そうか,あの子も今は大人になったのかと,一瞬しみじみとしていました。
 
 その患者さんだけでなく,きっと多くの新社会人が抱えているのは期待より不安だと思います。早くも「違ったかな」と思ってしまっている人もいるかもしれません。それに対して多くの(自称)人生の先輩は「しばらくやってみなければわからん」と言うし,「向き不向きなど自分で決めるな」と,思考停止を促す言われ方もされるでしょう。
 ですが,気を付けてください。それをイチイチ真に受けると,良い未来は遠のくかもしれません。例えですが,間違って泥棒の世界に入ったとして,仕事がうまくいかず「お前はこの仕事向いてないよ。やめてしまえ。」と言われたとしましょう。自分を否定されたようで悲しく思う必要があるでしょうか?ありませんよね。だってそもそも泥棒なんですから。向かなくていいんです。泥棒しちゃだめですから。

 しかし,仕事はその判断をしばしば狂わせます。経験値がまだ十分でない人は自分が身を置く場所がすべてだと勘違いしてしまいがちだからです。それをわかっているから,社会人経験を積んでいる人の採用を恐れる会社もあります。良く言えば教育,悪く言えば洗脳は楽な方がいいですから。
※もちろん,これを読んでくれている人の仕事が悪行をなしているかもしれないと言っているわけでも,転職を促しているわけでもありません。例えばの話です。
 
 そして,もし今の仕事が心身ともに希望を感じられなくなったら,選択肢の一つに転職や鞍替えを置いてもいいと思います。きっと,周囲は言います。「君に他の職場が見つかるとは思えないけれど」と。年齢や実績や技術を理由にマウントを取りにきます。でも大丈夫。それを言った人こそが,最も着いて行っちゃいけない人かもしれません。リスクを伴う転職を考えるほどつらい思いをした人にかける言葉として,実に配慮に欠けた拙いものです。他に行くリスクより,残ることで得られる希望を示してくれる人を選びましょう。人を数でしか,成果を数字でしか見られない人にはできない芸当です。

 ここまで,あたかも社会が悪意に満ちているかのような言い方ばかりしてきました。こいつ,根性ねじ曲がってるんじゃないかと思った方もいるでしょう。否定はしませんが(笑)
 実際は厚意にもたくさん出会います。いちいち疑ってかかることはありません。ただ,他人の評価をあまり気にし過ぎないほうが良いとは思います。売上の数字も顧客満足度も,一つの物差しです。自身の評価を他人に求めるのは怠惰ってものです。自分がされて嬉しい行動を選び,自分が言われてうれしい言葉を選ぶ,そういった意味で「すべきこと」より「やりたいこと」を選べるときっと楽しく生きられると思います。
 頑張りましょう!そして疲れたらどうぞ当院へ(笑)




枯れ木に花を

花咲かじいさんって,桜の木にのぼっちゃってるよなぁ…。
 
桜の木は大変デリケートで,根っこの上に座ったり飲み残しのお酒を撒いたりしただけでもダメージを負うそうです。枝を折ったり幹を傷つけたりすると弱ってしまいます。だからといって触れないほど遠い位置に置きバリケードを張って守るべきというのもまた変な話。年に数週間しか花を咲かせないし虫も寄りやすい,いわば活躍の期間が短くリスクもある木をあんなに植えているのは,ひとえに花を楽しむ目的があるからでしょう。ただ街路樹としてなら欅でいいわけです。欅,いいですよ!←他意はありません。
人間側の都合の良い解釈という意見もありますが,人の手によって生存競争から外れた場所で保護されることで桜という種が淘汰されずに毎年安定して花を咲かせることができています。そしてその代わりに人の娯楽の材料として使わせてもらっていると見ることもできます。現状樹木が意見を述べることはなさそうですが,もし桜が「品のない飲んだくれに折られるようなら保護など結構。お花見なんかやめてくれ。」と反発をすれば,人は桜の保護に手を煩わすことが無くなりますが,春の楽しみを一つ失います。もっとも,機能より見栄え重視で意図的に植えられるのが桜にとって利益かどうかはわからず,これを相利共生というのはあまりに利己的かもしれません。
 
なんて。こんなこと考えながら生活すると肩が凝ってしまいそうですね。この手の屁理屈はすればするほどズブズブ沈み込んでいくのが目に見えているので,この辺で引き揚げておきましょう。


情報発信における数撃ちゃ当たる戦略

 アイドルグループのAKB48や乃木坂46がファンへの発信ツールとして使っているものの一つに「モバメ」というものがあります。1人当たり月額大体300円で,メンバーが自ら書いたメール形式の文書を受信することができます。ファンにとっては応援しているメンバーの日々の活動の様子や思ったことを聞けるし,あたかも自分に送られてきたような気分(当然ながら実際は一斉送信かつ運営によるチェック済み)になれるので大変面白いツールとなっています。
 なんでこんなこと知っているかって?私も利用しているからです。友だちの友だちの友だちの知人がメンバーなもので。誰かって?そんなこと言えません。登録数も本人に知らされるから励みになるということで,同郷のよしみで埼玉県代表を応援しているだけです。(←実はこれだけ言えば特定は可能)

 ではなぜいきなりこんな話題を持ち出したかですが,それはこのツールの面白いシステムにあります。先ほど「月額」と述べました。つまりメンバーが1日に何通送ろうと何十通送ろうと,ユーザーが払う額は同じなわけです。それならば,ひと月に2通か3通しか送らないメンバーより毎日のように安定して頻繁に送ってくるメンバーの方が好感が持たれ,結果的に多くのファンを獲得することにつながります。
 そして,人気が高いメンバーは忙しくてメールを書く頻度が下がるのに対し,そこまで人気がなく比較的時間に余裕があるメンバーはそれだけ多くの配信ができるようになります。つまりこれは,ファンへのサービスでありながら,不人気メンバーのファン獲得合戦の場であるという側面があります。
 集客にも近いことが言えるのではないかと思います。あんまし拙いものだと連発してもかえって逆効果になるかもしれませんが,推敲がなされた誠意のある内容であれば頻発してみる価値はあるのかもしれません。
 実際少しずつではあっても当院のカッピングや予約受付の件はこまめに情報発信し続けたことで見てくれた人に引っかかったわけですし。まぁ,可憐なアイドルと小さいおじさんでは宣伝効果に差がありますが。

受付の需要

 毎週土曜日は早い時間に診療を終えます。その後は少し事務作業を片付けてから帰ることもありますが,たいていは同業のお店に勉強に行きます。上手になるにはまず自分が施術を受けること,との先輩の教えを守っています。…とはいうものの,目的の大半は自分が気持ちよくなるためであることも否定しません。も,もちろん勉強も忘れません。
 先日行ったところは整骨院ではなくマッサージ店でした。入るとビックリ。こういったお店には必ずあると思っていた受付がないのです。その代わりに入ってすぐのところにドーンと券売機。間違ってラーメン屋さんにでも入ってしまったのかと思いました。『全身マッサージ30分』『延長マッサージ10分』『脚腰マッサージ30分』などなど様々なボタンがあり,お金を入れると購入可能なメニューのボタンが光ります。
 その日は診療で新技を使いまくって脚が大炎上していたので迷わず『脚腰マッサージ30分』を選択。ボタンを押すとカラーンとしたから黄色い番号札。
「じ・・・じろうだ・・・!これは昔行った松戸のラーメン二郎だ。」
 これから足腰をほぐしていただくというのになんと失礼な言い草(未遂)だと自戒の念を持ちつつ,矢印の方向に進むと,大柄の男性に出くわす。黒いTシャツにチノパン姿。ずかずかと向かってきます。
「じ・・・じろうだ・・・!これは昔行ったひばりが丘のラーメン二郎だ。」
 …失礼,彼は施術を終えて出てきた人でした。彼が出てきた方向に進んで暖簾をくぐると,見慣れたユニフォームの人たち。入ったお店がラーメン屋ではないことをようやく確信し,声をかける。
「すみませーん」するとスタッフさん「こちらからお声をかけるので受付でお待ちください」と。
 え!?受付って,あのラーメン屋の券売機がぽつんとあった入口??ここで待てとか書いてなかったから進んでしまいましたよ。奥が見えない場合は受付に人がいて欲しいなぁ。施術前のインパクトが強すぎて,施術はあまり残りませんでした。

 さて,一部セブンイレブンの営業時間短縮問題が改元で完全に埋もれていますが,セルフレジの導入はこの慢性的な人手不足の有効打となりうるでしょうか。ローソンは10月までに全店に入れると言っています。人による対応が要る場合もあるので無人にできるわけではないのですが,それでも負担は大幅に減るのでしょう。
 と同時に,機械でもできる仕事しかできないスタッフは要らなくなります。こんな言い方をすべきではないのですが,言われたことしかできない人,応用のきかない人,仕事に情が込められない人の市場価値は下がるどころか無になるかもしれません。
 気を付けなければなりません。私はパソコンが多少使えるという武器のみでウナギグループに入れてもらい,しばらくパソコンばかり触っていました。流れとはいえこうして分院を一つお預かりしている今でも,ふと気づくと生産性のない作業を始めがちです。パソコンを使うなら世間と仕事に役立つことに!


 

お知らせ(4月のメニュー再編)

 4月に入りました。多くの機関では年度はじめとなっていることでしょう。当院の年度はじめはいつなのかよくわかっていませんが,私は勝手に心機一転しています。ちょっとペースを上げていろいろ変えていきます。
今日は,現状立案していることを挙げていきます。

① 一部予約制の導入
 ご来院の患者さんたちには告知をしているのですが,当院はただいま予約制の強化を始めています。
いつふらっと入っても施術を受けられるのも確かに便利な面もありますし,ウナギ整骨院は本院分院ともに予約なしで入れるのをウリにしています。
 ですが,どうも最近「予約できないんですか?」と残念がられてしまうことが多い…。残念がるだけならまだしも「ならいいです」もあるのだから,これは多少は考えなくてはなりません。
 実験として,時間外の予約を始めてみたところ,意外とよく利用していただけています。ではこれをもう少し拡張してみたらどうかと。それでは,ふらっと来た人はどうなるか?という壁にぶち当たるわけですが,混む時間だけは予約を控えればいいかなと。朝の時間とか,暇すぎてブログ書いたりハガキ描いたり腹筋したりしている始末なので,ここはもう予約優先制にしようと思います。
 もちろん,あくまでも優先制です。飛び入りの患者さんも大歓迎です。少しだけお待たせしてしまうかもしれませんが…。そのために予約方法を多く設けています。毎度次回の予約を取っていただいても,お電話やメールで連絡いただいても大丈夫ですが,やはりスマホで気軽にできる方法は便利!TwitterやInstagramやLINE@でも受け付けています。どんどんご活用いただきたいと思っています。

② 自費メニューの充実化
 偶然かもしれませんが,こちらから保険治療の条件(原因がハッキリしたケガであること)をご説明をする前に「保険が使える内容ではないのですが」と仰る初診の方が最近たくさんいらっしゃいます。それでもしっかりお話は伺います。場合によっては保険を使えるかもしれません。それに,保険か否かで患者さんのご負担が大幅に変わります。
 それでもやはり保険での治療は難しいとなった場合は自由診療となるのですが,当院の自由診療メニューがこれがまた乏しいもので。初診3000円で,それ以降は2000円の20分マッサージのみ。最近は中学生以下のお子さんの肩こりも増えてきていますのに,大人の方と同じような仕組みでやっていくわけにもいきません。また,30分では物足りないという方もいらっしゃいます。先日は60分のご要望もありました。
 なるべく全部対応したいと思っています。そのため今後,充実した自由診療メニューを組んでいきます。

③ ダイエットのお手伝い
 これまで当院では,電気の力でインナーマッスルを鍛錬するコアトレを主力にダイエットをお手伝いしてきました。それは今後も変わりませんが,それに加えて更にご要望にお応えできる内容に仕上げていこうと話を詰めています。強力な助っ人を得て,より一層お役に立てるようになろうと思っています。
 
 ひとまずこんなところです。今月もよろしくお願いいたします。


 

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