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千石 ウナギ整骨院のお知らせ 2021年3月

【症状】肩関節周囲炎...この体操をやろう

超マイペースで進めている,
肩関節周囲炎のお話です。
 
肩関節周囲炎(四十肩/五十肩)の症状が出たときにどうするか?
についてちょっと書いていきます。
 
この症状が起きる経緯について書きましたが,
 
読んでいただくとお気づきになる通り,
肩関節は常にどこかしらが頑張らないといけない関節なのです。
 
立っているときも座っているときも
重さで腕が落ちないように支え続けています。
 
そこで,その上で行う運動は
◆ 重力に逆らうことなく
◆ なるべく筋力を用いない
ものを選ぶのが良いでしょう。
 
当整骨院でも,こういった運動が必要な患者さんをよく診させてもらいます。
で,患者さんによって選ぶ運動やその強度がそれぞれ異なります。
 
なのでここで紹介する運動は,あくまでも参考程度になさってください。
人によっては向いていないかもしれません。
向いていない運動は症状の悪化につながりかねません。
 
普段見てもらっている先生に,
「ネットでこんな運動が良いって書いてあったけど,どう?」と
聞くのも良いと思います。
(あ…でもそれなら直接運動の仕方を先生に聞いた方が…)

 
と,先にひとしきり言い訳して自分で自分のハードルをガンガン下げた上で,
本題に入っていきましょう。
 

 
① 肩甲骨のアップダウン体操(座り編)
  【オススメ度★★★☆☆
 
 手順1 イスに座り,姿勢を正してください。
     背筋はなるべくのばしましょう。
 
 手順2 両腕の力を抜き,だらんと降ろしてください。
 
 手順3 肩をゆっくり上げてください。
     肩を耳に近づける意識です。    
     ※ 腕に余分な力が入ってしまうと
       腕が左右に開いてしまいがちです。
     
 手順4 上げた肩をゆっくり下げてください。
     はじめの姿勢より少しだけ肩は下がります。
     肩以外の部分に力が入ってしまうようであれば,
     その手前で止めましょう。
 
 この手順を5~10回くらい繰り返します。

 
② 肩甲骨のアップダウン体操(四つ這い編)
  【オススメ度★★★★☆
 
 手順1 柔らかい床やマットなどの上で
     四つ這いになってください。
     手首が肩の真下にある状態がベストです。
 
 手順2 肩を頭に向けてゆっくり上げてください。
     肩を耳に近づける意識です。
     ※ 動くのは肩甲骨のみなのがポイントです。
       肘が曲がったり足が動いてしまうと
       効果が下がってしまいます。
 
 手順3 ゆっくり肩を戻します。
     動いているのが肩甲骨のみですが,
     うまくできていれば背骨が伸びる感覚になります。
 
 この手順を5~10回くらい繰り返します。
 
 座り編より腕が重力の影響を受けないため安全ですが,
 重力の向きに対し垂直方向の動きなので
 難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 

③ 振り子体操
  【オススメ度★★☆☆
 
 手順1 痛くない方の手をテーブルやイスについて,
     軽く前屈みになる姿勢になってください。
 
 手順2 痛い方の腕の力を抜き,だらんと垂らしてください。
     もしこの時点で痛かったら,中断しましょう。
 
 手順3 垂らされた腕を前後に小さくゆすってください。
     腕の重みが軽い負担になる程度です。
     遠心力がかかりすぎないようにしましょう。
 
 手順4 垂らされた腕を左右にも小さくゆすってください。
     留意点は手順3と同じです。

 手順5 垂らされた腕で円を描くような動きもやってみてください。
     簡単でしたら小さなペットボトルを持つなどして
     負荷を足してみても良いでしょう。
 
 慣れれば非常に簡単な体操ですが
 余分な遠心力で腕に負担がかかることもあるので,
 力を抜くのが苦手な方,痛みが強すぎる方にとっては
 ちょっと難しいかもしれません。
 


先ほどもちょっと書きましたが,無理はかえって逆効果です。
「なんならスグやめてOK」くらいの気持ちでやってみてください。
 
やってみて「これで合ってる?」
と不安になる場合は気軽に聞いてください。
 
あなたの症状が一刻も早く改善されることを願っています。



【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉
 
「予約が取りにくくなったね」
と言っていただけることが多くなりました。
 
そんなことはないんです。
 
混むのは土曜や祭日だけです。
そういう日は殺到するので3日以上前に予約しないと入れないこともあります。
 
ちなみに今度の土曜は残り枠は午前の1つです。
 
平日は余裕です。超余裕です。
 
ここだけの話,予約満員でキツキツの土曜祝日と比べて
平日は施術にかけられる時間が分か4分ほど長くなりがちです。
次の人いなければ,時間内に会計まで済ませる必要ありませんし。
 
(料金設定に響くので10分とか変わっちゃうことはありませんが)
 
土曜祝日じゃないとダメという方でなければ,
平日にした方が絶対お得ですよー。

【2021年4月】診療スケジュールのお知らせ

2021年4月の診療スケジュールのお話です。


このようなスケジュールでやっていきます。

ちょっと変化があります。

① お昼が少し延びます
従来は12:30に前半の診療を終了していましたが,
13:00までOKにします。
これで,お昼のご要望にも少しだけお応えできます。

② 9:00~11:00は前日予約になります
従来は,予約の有無にかかわらず
9:00にはオープンしていましたが,
4月から9:00~11:00の当日予約を一旦お休みします。
このお時間でご利用の方は,前日の20:00までにご予約ください。

③ ラストオーダーを設けます
現状そんな日は全くないのですが,
診療終了時刻60分前の時点でその後の予約が無い場合は診療を終了いたします。
例えば…20時までの日で19時の時点で予約がなかったら19時で終わりになります。
とはいえ,夜はほぼ100%埋まるので,形だけのラストオーダーです。



基本的には,需要がある時にはなるべくしっかり開けますということです。
始めと終わりの時間がフレキシブルになります。
お早めのご予約をお願いいたします。

【症状】肩関節周囲炎。中では何が...?

整(接)骨院を利用する方はたいてい,どこかしらの不調があります。

事前に病院で診断を受けている場合を除き
はじめから症状名がわかっている上で治療を開始することはなく
症状を問診時や施術中に判断して治療にあたります。
(患者さんからすると似たようなものかもしれませんが,整骨院では診断ではなく判断をしています)

できる限りではありますが,ただやみくもにマッサージするわけではなく,
いったい何がどうなってこうなっているのか?
せめてイメージがわくくらいにはご説明するように努めています。



ただ,肩関節周囲炎…いわゆる四十肩,五十肩に関してはちょっと歯切れが悪くなります。
というのも,前回の記事でもちょっと書きましたが
この症状は明確になっていない部分があるのです。

来院前に事前にインターネットで調べてきてくれる患者さんにも,
「記事によって言ってることがちょっと違う!」
という相談を受けたこともあります。

「〇〇〇と言われていますが,実際のところまだよくわかっていません
と付け加えている記事も多い思います。そういう症状です。

ただ,全く何もかもが不明ということではありません。
何が起きているのか?は割とわかっており,

肩甲骨と上腕骨をつないでいる「腱板」というスジの部分が炎症を起こしている。
というわけです!!

はい,全然ピンときませんよね。
以降,絵をかきながらお話しします。
私は絵心がセミ以下なので,余計わかりにくかったらごめんなさい。






肩甲骨と上腕骨があります。
腕を上に挙げる行為は,上腕骨が上の方の丸い部分を中心にぐりんと回ることで可能になります。
※真横あたりまでは上腕骨だけでいけますが,そこから上は肩甲骨も一緒に回ります。それはまた別の機会に。

このままでは上腕骨はまわりません。腕はあがりません。
なぜかというと,パーツ同士がつながっていないからです。

このままでは上腕骨がカラカラーンと床に落ちます。
34話のジバンみたいになります。
肩甲骨も落ちますが,それは目をつぶってください。



つなぎました。
青いのが加わったのがわかりますでしょうか。
肩甲骨と上腕骨が3つの帯(?)でつながれています。
これを腱板(けんばん)といいます。

腱というのは筋肉の端っこです。
ここで書かれている腱も,それぞれ肩甲骨方面に筋肉が続いています。
見づらくなるので描きませんでした。
なお,ここでは3つの腱を書きましたが,実際は逆側にもう一つあります。合計4つです。

これにて腕が落っこちることはなくなりました。
35話のジバンのごとく,復活です。

ですが,このままでは肩はうごきません。
落ちないように腱でつながっただけだからです。

動かすには,然るべき箇所についた筋肉が要ります。

言い忘れていましたが,これは後ろから見た図です。



筋肉をつけました。
腕を挙げる動きは,絵にあるように三角筋という筋肉が重要です。

赤いのが三角筋です。
肩甲骨から上腕骨の外側についており,上腕骨についた部分を引っ張ることで腕があがります。

さっきも言いましたが,これは後ろから見た図です。



そして,腱の部分が炎症を起こすことで,不具合が起きます。

しかしコレだけでは肩関節周囲炎と決めつけることはできません。
おなじようなことが「肩こり」でも起きているからです。

肩こりと肩関節周囲炎の違いは,そのきっかけです。

肩こりは「筋肉疲労や血行不良」で起きるものなのに対し,
肩関節周囲炎は「加齢による」ものといわれています。

多発するのが40代ころ以降のため四十肩なんて言うわけです。

とはいえ,年齢なんて目安です。
私(37歳)の同窓生たちの中には肩の痛みで病院に行き,四十肩だと診断された人もいます。

原因が筋肉疲労でも血行不良でもないということから,
運動習慣があれば予防になる!ということもありません。
なる時にはなってしまいます。

と,ただいたずらに不安をあおったところで今回は終わりです。
次回は,発症した時の対処を書いていこうと思います。



【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉

ケンタッキーフライドチキンが大好きです。
最近やっていないようですが,食べ放題のイベントには頻繁に参加していました。

でも,好き=たくさん食べられる わけではなく,
美味しく楽しく頂けるのは5個まで。
そこから先は,作業と化します。

5年ほど前の秋頃だったでしょうか
……秋頃だったでしょうか。

7個目でチキンをやめてのんびりアイスティーを飲んでいたら,
隣の席のスリムな女子高生が15個目を平らげて更に3個を追加注文して店員さんを驚かせていました。

しかも食べ方もきれいでトレイが全然汚れていない。
上品と豪快は両立できるのですな。

【症状】四十肩,五十肩になったら...

昨日まで何ともなかったのに・・・
ある日突然肩があがらなくなってしまった!

という相談を受けることがあります。
これだけでは症状を判断することはできませんが,

肩関節周囲炎,いわゆる「四十肩」「五十肩」にかかってしまった可能性があります。
なお,四十肩と五十肩に違いはありません。
40代~50代の肩に多く出る症状だからこんな呼ばれ方をしていますが,
30代にも60代にも出ることはあります。

日常生活に大きく支障をきたす上
こんな名前をしているせいで,
「もう齢かなぁ」とネガティブな気持ちになってしまいがちですが,
決して治らないものではありません。

しかし,日々の過ごし方を間違えてしまうと治るものも治りません

今回から数回に分けて,多くの人を苦しめている肩関節周囲炎についてお話していきます。

まず,この症状でよく肩に起こる問題をあげていきます。
服を着ようとすると痛む
頭を洗おうとすると痛む
痛くて手を後ろに回せない
寝返りを打つときに激痛が走り目が覚める  など
このように,肩の動きを伴うほとんどの動作に痛みがついてきてしまいます。
痛みを起こさないように動作に気をつけたいところですが,
肩を動かさず日常生活を送るのは大変難しいことです。

しかも,苦しみが続く期間はメドが立ちづらく,
長い人だと年単位で続くこともあります。

更に,この症状にはまだ明確な治療法が確立されていません。

そのため,治療内容は症状を悪化させないためのケアが主です。
整骨院での治療は,患者さんと私たち治療家が協力して長丁場に挑むことになります。
(どの症状でもそうですね…!)

もし肩の不安を抱えているようでしたら一度ご相談ください。


次回は,肩関節周囲炎のときに肩では何が起きているのかをお話ししていきます。



【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉

勧めるだけではいかんと思い,
コアトレを始めました。

自分で自分にかけるのは案外難しい…

成果は出ており,1週間で3キロ減りました。
とはいえ,85キロ ⇨ 82キロ 。
元が重すぎるんです。

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