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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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受付の需要

 毎週土曜日は早い時間に診療を終えます。その後は少し事務作業を片付けてから帰ることもありますが,たいていは同業のお店に勉強に行きます。上手になるにはまず自分が施術を受けること,との先輩の教えを守っています。…とはいうものの,目的の大半は自分が気持ちよくなるためであることも否定しません。も,もちろん勉強も忘れません。
 先日行ったところは整骨院ではなくマッサージ店でした。入るとビックリ。こういったお店には必ずあると思っていた受付がないのです。その代わりに入ってすぐのところにドーンと券売機。間違ってラーメン屋さんにでも入ってしまったのかと思いました。『全身マッサージ30分』『延長マッサージ10分』『脚腰マッサージ30分』などなど様々なボタンがあり,お金を入れると購入可能なメニューのボタンが光ります。
 その日は診療で新技を使いまくって脚が大炎上していたので迷わず『脚腰マッサージ30分』を選択。ボタンを押すとカラーンとしたから黄色い番号札。
「じ・・・じろうだ・・・!これは昔行った松戸のラーメン二郎だ。」
 これから足腰をほぐしていただくというのになんと失礼な言い草(未遂)だと自戒の念を持ちつつ,矢印の方向に進むと,大柄の男性に出くわす。黒いTシャツにチノパン姿。ずかずかと向かってきます。
「じ・・・じろうだ・・・!これは昔行ったひばりが丘のラーメン二郎だ。」
 …失礼,彼は施術を終えて出てきた人でした。彼が出てきた方向に進んで暖簾をくぐると,見慣れたユニフォームの人たち。入ったお店がラーメン屋ではないことをようやく確信し,声をかける。
「すみませーん」するとスタッフさん「こちらからお声をかけるので受付でお待ちください」と。
 え!?受付って,あのラーメン屋の券売機がぽつんとあった入口??ここで待てとか書いてなかったから進んでしまいましたよ。奥が見えない場合は受付に人がいて欲しいなぁ。施術前のインパクトが強すぎて,施術はあまり残りませんでした。

 さて,一部セブンイレブンの営業時間短縮問題が改元で完全に埋もれていますが,セルフレジの導入はこの慢性的な人手不足の有効打となりうるでしょうか。ローソンは10月までに全店に入れると言っています。人による対応が要る場合もあるので無人にできるわけではないのですが,それでも負担は大幅に減るのでしょう。
 と同時に,機械でもできる仕事しかできないスタッフは要らなくなります。こんな言い方をすべきではないのですが,言われたことしかできない人,応用のきかない人,仕事に情が込められない人の市場価値は下がるどころか無になるかもしれません。
 気を付けなければなりません。私はパソコンが多少使えるという武器のみでウナギグループに入れてもらい,しばらくパソコンばかり触っていました。流れとはいえこうして分院を一つお預かりしている今でも,ふと気づくと生産性のない作業を始めがちです。パソコンを使うなら世間と仕事に役立つことに!


 

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