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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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新社会人へのエール

    新社会人の患者さんが早くも肩のつらさで通院されています。入社第一週目から大変だなぁ。 
 生まれた年を聞いてハッと気づきました。この仕事を始める前,私は教育の仕事に携わっていたのですが,当時学習塾で勉強を教えていた最も年齢が下だった子と同じなのです。そうか,あの子も今は大人になったのかと,一瞬しみじみとしていました。
 
 その患者さんだけでなく,きっと多くの新社会人が抱えているのは期待より不安だと思います。早くも「違ったかな」と思ってしまっている人もいるかもしれません。それに対して多くの(自称)人生の先輩は「しばらくやってみなければわからん」と言うし,「向き不向きなど自分で決めるな」と,思考停止を促す言われ方もされるでしょう。
 ですが,気を付けてください。それをイチイチ真に受けると,良い未来は遠のくかもしれません。例えですが,間違って泥棒の世界に入ったとして,仕事がうまくいかず「お前はこの仕事向いてないよ。やめてしまえ。」と言われたとしましょう。自分を否定されたようで悲しく思う必要があるでしょうか?ありませんよね。だってそもそも泥棒なんですから。向かなくていいんです。泥棒しちゃだめですから。

 しかし,仕事はその判断をしばしば狂わせます。経験値がまだ十分でない人は自分が身を置く場所がすべてだと勘違いしてしまいがちだからです。それをわかっているから,社会人経験を積んでいる人の採用を恐れる会社もあります。良く言えば教育,悪く言えば洗脳は楽な方がいいですから。
※もちろん,これを読んでくれている人の仕事が悪行をなしているかもしれないと言っているわけでも,転職を促しているわけでもありません。例えばの話です。
 
 そして,もし今の仕事が心身ともに希望を感じられなくなったら,選択肢の一つに転職や鞍替えを置いてもいいと思います。きっと,周囲は言います。「君に他の職場が見つかるとは思えないけれど」と。年齢や実績や技術を理由にマウントを取りにきます。でも大丈夫。それを言った人こそが,最も着いて行っちゃいけない人かもしれません。リスクを伴う転職を考えるほどつらい思いをした人にかける言葉として,実に配慮に欠けた拙いものです。他に行くリスクより,残ることで得られる希望を示してくれる人を選びましょう。人を数でしか,成果を数字でしか見られない人にはできない芸当です。

 ここまで,あたかも社会が悪意に満ちているかのような言い方ばかりしてきました。こいつ,根性ねじ曲がってるんじゃないかと思った方もいるでしょう。否定はしませんが(笑)
 実際は厚意にもたくさん出会います。いちいち疑ってかかることはありません。ただ,他人の評価をあまり気にし過ぎないほうが良いとは思います。売上の数字も顧客満足度も,一つの物差しです。自身の評価を他人に求めるのは怠惰ってものです。自分がされて嬉しい行動を選び,自分が言われてうれしい言葉を選ぶ,そういった意味で「すべきこと」より「やりたいこと」を選べるときっと楽しく生きられると思います。
 頑張りましょう!そして疲れたらどうぞ当院へ(笑)




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