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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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【臍ヘルニア】治療の思い出⑥

 
前回:治療の思い出⑤はこちら
 
初回:治療の思い出①はこちら
 
 
 
「へそをちょっと切って縫うだけなのに??」
 
と思う方もいるかもしれませんが,
全身麻酔を使用する手術は内容にかかわらず
前日の夜から一切の飲食が禁止になります。
 
術中は自動的に呼吸を促す機器が使われます。
その際に胃に物があるとそれが逆流して
窒息や誤嚥性肺炎の原因になり危険なので
一定時間しっかり空けて胃を空にします。
 
手術の時間によっては半日以上
飲まず食わずになります。
 
食べないのはさておき,
水分補給できないのはしんどいなぁ…
 
と思うかもしれません。私もそれ思っていました。
 
ところが,点滴で水分は入れてもらえるので,
全然のどが乾きません。
もし乾いたら,飲まないように気を付けて
うがいをすればいいそうです。
 
減量で水を抜いている途中のボクサーも採っている方法だとか。
 
空腹がつらいという人もいるそうですが,
私はあっさり眠ってしまったので大丈夫でした。
 
結局,翌日のお昼14時に手術に呼ばれるまでの
ほとんどの時間を眠って過ごしていました。
 
気が付いたら,奥の患者さんが変わっていました。
寝ているうちに退院していたようです。
 
 
ガラガラと点滴を下げて手術室まで歩いていきます。
 
で,美人の執刀医さんに挨拶して元気よく手術台に乗ります。
 
つくづく思います。
病気しちゃったわけではないから,患者感ないなぁ…
 
フリーザの宇宙船でベジータが回復に使っていたような
酸素マスク(?)を着けてもらい,
 
左手の甲から追加で点滴を2本くらいさされます。
ここから麻酔が入るそうです。
 
てっきり,クロロホルムみたいなのを
口から入れられると思ってましたが全然違いました。
 
眠らせる=口にクロロホルム
 
と思っていた私は名探偵コナンの読みすぎです。
 
 
通常,覚醒状態から睡眠状態に移るときは
思考がだんだん鈍っていきます。
いろいろ考えてしまっていると眠れなくなります。
 
しかし麻酔が注入されている場合は全く異なり,
めちゃくちゃいろいろなことを考えていても
そのまま眠りに落ちます。
 
機器の音なのかどうかわかりませんでしたが,
耳にキーンをいう音が入っているのを感じました。
 
乗っている飛行機が離陸していくときの感覚が近いでしょうか。
 
 
私はあとでブログに書きたかったので
先生たちに迷惑をかけない範囲で観察する気でいたのですが,
なんかあっさり眠ってしまいました。
 
 
よく,気が付いたときは病室…といいますが,
 
まず意識が戻った時点で行われるのは呼吸器の取り外しです。
これは手術室で行われます。
 
なので,手術室で始めに意識を戻されます。
ですがそこで再び意識が朦朧とし,
 
夢うつつのままただベッドごと運ばれるを感じ,
目を開ける気にならないまま病室に戻り,
 
せーの,よっこらせ! …と移され…
 
スタッフさんが何かを言い残し去っていくのに対し
なんとなく返事をし,また寝ました。寝すぎです。
 
スタッフさんがあえて話しかけるということは,
本来ならしっかり覚醒して受け答えできる状態なのかもしれません。
 
多分,単純に私が寝坊助だったのでしょう。

 
14時半くらいに始まった手術は2時間くらいかかり,
多分17時ちょいに病室に戻り,また眠り,
 
18時半くらいに運ばれてきたお食事で目を覚まし,
赤魚の煮つけを行儀悪く寝ながらおいしくいただきました。
 
深刻さが全くない,食っちゃ寝の生活。
 
「心配して損した!と言われそうだな…」
 
と,天井を見ながらヘラヘラしていました。
 
 
これからキツイ時間が始まるとも知らずに…
 
 
 
つづく
 


 
【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉
 
東京では久しぶりに雪が積もりました。
3年前に買ったスコップ,ようやく出番です。
 
けっこうな人数が予約日時を変更したので
今日は実に暇です。
 
院の周辺の路が凍り付いて危ないことにならないように
雪が柔らかいうちに少しでも対処しておきたいところです。

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