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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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【臍ヘルニア】治療の思い出⑦

 
前回:治療の思い出⑥はこちら
 
初回:治療の思い出①はこちら
 
前回の記事で手術の完了まで書きました。
その続きです。
 

 
本当に,麻酔は偉大だと思います。
手術をしてもらう身は寝ていればいいのですから。
 
お医者さんに身体を預けて,
直してもらった状態で返却される。
 
その間,意識がないので
故障したゲーム機を修理に出したのと
同じような気分です。
 
 
などと思っていましたが,それも麻酔が切れるまで。
 
切ったのは臍まわりの皮膚だけですが,
腹直筋全体に痛みが走ります。
 
「あー、これだったか。」
 
前日に奥のベッドの患者さんが呻いていた理由がわかりました。
これは確かになかなか痛い。
 
とはいえ,これは動こうとした場合です。
 
腹筋に余分な力が入らないポジショニングを探れば
ある程度は軽減できます。
 
ベッドの上でもぞもぞしながらようやく見つけたポーズは,
 
ちょっとだけ腰が曲がっている状態です。
 
ただそれはベッドごと曲がってくれている場合なので,
そういうベッドがないとできません。
 
 
当日の晩,トイレにも自力で行けるようになるので
もよおしたときは立ち上がって歩かないとならず,
終わった後はまたベッドに寝なおします。
 
その都度,そこそこ痛みます。
 
 
しかし,普段から整骨院で何人かの看護師さんと
お話しして苦労話を聞いていた私は
 
「私の症状ごときで彼女たちに迷惑かけるわけにはいかない!」
 
という気持ちで入院に臨んでいました。
目標はずばり,
 
ノーナースコール!!
 
ナースコールを一度も押さず,最小限の手数で退院しようと考えていました。
 
 
とはいえ,さすがに痛くなくはない。
 
そういうときの対処法はたった一つ。
寝てしまうことです。
 
のび太くん並みに眠れる自分の体質に
これほど感謝したことはありません。
 
 
執刀してくれた美人のお医者さんの話によると,
 
もともとは穴の開いた腹筋に対して
“あて布”の要領でメッシュを置いて穴を塞ぐ
という手術計画だったのですが,
 
開けてみたら想定より穴が小さかったため
より負担の少ない“縫合”をしてくれたとのこと。
 
もし計画通りにメッシュをあてる手術だったら
今こうして通常にお仕事できていなかったかもしれません。
 
本当にありがたいことです。
 
 
翌日の朝に退院。
痛みがなくなっているわけではありません。
動けばそれなりに痛いですが退院です。
 
私は知りました。
 
退院=完治した ではないんですね。
退院=病院でやることは完了
ということなんですね。
 
 
もちろん,激痛が残っていて歩けない!
という患者さんを無理やり追い出すことは
ないとは思います。
 
私の場合,痛いといっても
歩けと言われればゆっくりでも歩けます。
 
高校生の時に「古河マラ」という51キロの
マラソン大会がありましたが,
その翌日に起きた全身の筋肉痛に近いものです。
 
手続きについての説明を聞いたのち
変な歩き方で病棟をあとにし,窓口へ。
 
 
事前に,この入院には10~11万円の
費用がかかると聞いていましたが,
 
実際,ここで言われた額は6万円を下回りました。
 
 
一体何が起きたのか。次,最終回です。
 


【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉
 
コンビニや本屋で売られている
パズルの冊子をよく買います。
 
大体あのような冊子には懸賞があり,
パズルの難易度によって景品の価値も上がります。
 
簡単なものは大抵500円分クオカード。
これは100名様くらいの大人数枠です。
 
難しいものだとニンテンドースイッチや
布団掃除機などの高価なものがありますが,
多くても4名様くらいの狭き門です。
 
発行された直後に買ってじっくりやれば
余裕をもって全問を解くことも可能です。
 
で,その解答を付属のハガキに書き,
切手を貼り,出版社へ送る。
 
私はたまーに,500円分クオカードが当たります。

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