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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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ノット オンリーユー

 「あなたじゃなきゃダメなの!」←そんなことはない。
 
 先ほど,35歳にして初めて自分の意志で床屋を変えました。
 今まで行っていたところは幼稚園児のときから親に連れられた知り合いのお店で,以降ずっと特に変える理由もなかったのでお世話になり続けていました。「いつものでお願いします」で済むのが楽だったのもあります。
 ですが最近はなかなかタイミングが合わず。それを理由に散髪そのものを怠っていたのですが,これはいわゆる思考停止ってやつです。お店さえこだわらなければ切る機会なんていくらでもあるんです。ボサボサの頭を無理やり整髪料で固めたものの,一日の後半になってピョコピョコ飛び跳ねてしまっているよりはるかにマシです。
 で,院の患者さんに近場の床屋さんを尋ねてみたら「すぐそこにあるよ」と。確かに,歩いて3分もしないところにありました。一年もここにいて,毎日のように前を通っていたのに気が付かない。いかに普段ボーっとしているかってことです。胸ポケットに入れているのを失念したままメガメメガネと探しているようなものです。床屋はいつものところしか行かない,と思い込んでいるだけで他の床屋の存在を認識しにくくなるものかもしれません。視野は広いに越したことはありません。…そんなこと言って,今来てくれてる患者さんに「整骨院はウナギだけじゃない」とか思われると悲しくなるわけですが(苦笑)
 
 はじめの話に戻ります。「あなたじゃなきゃダメなの!」…これは先日帰りの電車の中で,破局の危機を迎えていると思しきアベックの会話の中で男性に向けて女性が放った言葉です。どうやら別離の方向で考えているのは男性で,女性はそれを阻止しようと言葉を尽くしているようでした。私はどうもわからないのです。ピッコロ大魔王と神様の関係みたいに,一方が死んだらもう一方も死ぬとかのレベルならさておき,その男性とお別れしたところで,どうせ一週間も落ち込んだフリしていれば気付かないうちに復活するんです。なら,無理そうならさっさと別れ話を了承して次に向かった方がよっぽど建設的なんじゃないかと。
 
 大抵のカードゲームでは,強力なモンスターを出すにはそこそこのコストを支払う必要があります。その女性はいわば,次のドローで出てくるかもしれないエースモンスターの存在に期待せずにフィールド上の雑魚モンスターに固執しているようなものです。そんなんじゃゲームは面白くない。そこの彼女,視野は広いに越したことはありませんよ。まだゲームは始まったばかりです。自分のデッキを信じてください。応援しています。
 ※もちろん,別れを阻止するのも選択肢です。別れろと言っているわけではありません。通常なら弱いモンスターが強化や転生で劣勢をひっくり返すほどに大化けすることだってあるんですから。

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