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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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友人や同僚との関係を修復したい人へ

「大概の問題はコーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ。あとはそれを実行できるかどうかだ。

あるアニメで,登場人物の軍医が口喧嘩をする2人の怪我人に対しコーヒーを差し出しながら言ったことです。私は感銘を受けました。
喧嘩をしていたのは,正規軍所属とみられる軍人と,ゲリラ兵。原因は政治思想のようでした。双方が自身側の人民の利益を思う(=敵対勢力の損を狙う)と紛争が簡単に始まってしまうわけです。戦争で決めようとするのは今どきナンセンスだけれど,話し合いの場を設けたところで自身で決めた解決方法に相手を乗せることを目指して話し合いを始めたところで決裂する可能性の方が高い。

どこかで聞いたような話です。アニメじゃない ほんとのことさ。

もちろん,コーヒーに特別な効果があるわけではなく,紅茶でもコーラでも,なんなら青汁だって良いわけです。こういったものは2人の間の仲介役を担ってくれます。お互い身構えての対話,第一声を発することはとても難しいものです。まずは飲み物をすすり,カップをテーブルに置くときの音で気まずさをごまかしつつ互いの近況報告からゆっくり始めるのがよろしいのでしょうな。一度始まってしまえば,少しだけお話が転がりやすくなります。

私はこうやって,ちょっとしたことから2年近く絶交状態にあった友人と先日仲直りしました。


もちろん,仲違いした理由もそれぞれだし,別に仲直りの必要性も感じないと思う人もいるかもしれません。私はたまたま,仲違いを放置する必要性を感じなくなったから修復を試みただけです。
友人同士としての横並びの関係であれ,上司と部下のような縦の関係であれ同じだと思います。仲違いを放置するメリットなどそうないでしょう。

ここで大事だと思うことは,はじめから仲違いした原因には触れないことです。男性に多いような気がしますが,どうも決着をつけたがる人がいます。まずはあの件からだ,と。それに乗ってしまうと,状況は仲違い寸前のときと全く同じになり,なんなら関係が悪化するかもしれません。お互いが相手が悪いと思っている場合はなおさら。
解決したい気持ちは抑えて修復を優先し,まずは他の話から。で,場を温めることに成功したらのんびりと機会をうかがいましょう。そうしているうちに「ま、いいか」となったら儲けものです。どこぞの首脳会談程の重要性はないのだから,気色ばむことはありません。



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