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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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【勉強】あえて関係ないことをする

 患者さんの中には,仕事の関係で頻繁に試験を受ける方もいます。毎日毎日家にまで教材を持ち帰って試験勉強だそうです。大変。

 ですが実際,その試験をパスしておくことで次のステップに進めるということで,ご本人も割と苦に感じていないそうで,ただ首だけは容赦なくダメージを受けてしまうということで,寝違えがひどくて当院に出番が回って来るというわけです。
 

 どんなものであれ,勉強は素晴らしいものです。勉強のし過ぎで肩首が痛くなって通院される方を多く診ますが,勉強を控えようなんてとても言えません。

 勉強もスポーツも良いことのはずなのに,スポーツは休息をすすめやすく勉強はすすめにくいのはなぜなんでしょうね。

 その答えは多分出ないし,出そうとすればするほど世の保護者様たちから狙撃される危険性が高まりそうなのでやめます。私とて,勉強がダメだとは思っていません。ただ,根を詰めるのはいけないかもしれません。

※根を詰める…一つの物事をするのに、精神・肉体の疲労をかえりみず、精神を集中させて没頭すること

 5年ちょっと前まで複数の学習塾と個人で中学生たちのお勉強のお手伝いをしてきた自称・元受験屋の私は,この問題に直面したお子さんにはあえて全く関係ない方面の勉強をさせてみていました。国語で詰まった子には元素記号を,数学で詰まったら漢字検定を…といった感じです。

 ヨコで考えていたものをタテで考えさせるだけでも違うことがあります。

 そんなことしたら気が散るでしょうが!と言われたことがあります。ですが…お宅のお子さん,既に気が散っているでしょうが!やってみると割とイケます。どうせ同じ時間イスに座るのなら,だるい時間は減らしましょう。
 
 実はこれ,気分転換の他にももう一つ意味があるんです。勉強の内容そのものを変えるので,教科書もノートも変わるんです。だからあれこれと交換作業をするときにちょっと肩や首が動きます。気が向けばストレッチでもしてみたらいいんです。

 一応開いてはいるものの完全に飽き切った教科書を前に,見てるんだか見てないんだかわからない虚ろな目をして時間が経つのをただ待っているより数千倍マシです。
 
 ちなみに私は,なんとなく漢字検定の勉強を時々やっています。2級までは学生のときに取っていたので準一級です。「こんなの他で絶対使わないでしょ!」というものばかりです。

 整骨院で仕事している中で出番はなさそうですが,あまりにヒマになったときにテキストを開きます。なのでテキストを開けなくなることを願うばかりです。

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