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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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【閉院間際】千石ウナギ整骨院がなぜまだあるのか

先日とある昔の患者さんからこんな言葉を投げかけられました。

お宅まだあったんだ。」

その患者さんは前任の院長についており,
私にバトンタッチする際に去ってしまった方の一人でした。

気付けばあれから3年以上が経ちます。
なんだかんだでまだあります。残念でした。

とはいえ、この手の悪意には耐性がないので
気分がよくありませんでしたが,
その方の言うことは確かにそうなんです

普通ならとっくに潰れていても不思議ではないんです。
引継ぎからしばらくはやればやるほど大赤字でしたし。

閉める話も実際ありました。

同じように雇われ院長で働いている友人から
「どうやって軌道に乗せた?」
と聞かれます。

…軌道には乗っていません。
設備投資の返済も加えての計算だと
まだ赤字の方が多いですし,
ようやく時々黒字になるくらいです。

ただ,やりにくさを外す努力はしてきました。

本来こういった治療院は
「患者さんを選ばず,どんな方でも受け入れます」
が基本であるべきなのですが,

ある程度狙いの層を定めておくことが
ちょっとした運営の伸びに繋がった気がします。

たとえば…

『裸足で院内を歩く人』のケース。
衛生上の理由で靴下の着用かスリッパの使用をお願いしても
裸足が気持ちよいからと聞いてくれないことがありました。

見ている人は見ています。ほかの患者さんから
「あの人,今日来てる?」
と聞かれることが複数あり,明らかに嫌そうな表情でした。

裸足の人 or 靴下やスリッパを使ってくれる人
選択すべき方は明白です。

裸足の人を靴下やスリッパを使ってくれるようにするか来づらくすることで,
結果的にマナーを守ってくれる人の数が多くなります。

すると,あそこの院は綺麗にしている。
となり,それは評判につながる。と思います。

現在,当整骨院の利用者層の割合で最も多いのは
20代~40代の女性です。
女性が利用しやすいのは清潔な証拠と言われるので…
偶然かもしれませんが,裸足問題の対策は正解な気がします。

こんなレベルのことは色々やりました。
マスク無し対策,無断キャンセル対策,偽名対策,時間外対策…
3年くらい通ってくれている患者さんからは
「浄化作戦」なんて揶揄されますが,

患者さんを増やしたいがために何でもありにしちゃいけないのは,
序盤の数々の失敗から凄く学びました。

とはいえ当然まだまだなので,
近々,もうひと変化を加えます。
詳細は後日お話しますが,「予約なしでできること」の新設を行う予定です。



【コレ書いた人】
千石ウナギ整骨院の冨島渉

患者さんからキュウリの浅漬けをいただきました。
私もよく作るのですが,
浅漬けの素もキュウリも同じなのに味が全然違うんです。

秘密は切り方にありました。
薄く輪切りにするのと,大きめに縦に切るのでは
味の染み方が全然違うんです。

一人で「こ…これは…そうか!違いは断面だッ!」
なんて言っている私は『美味しんぼ』の読みすぎです。

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