四谷3丁目 ウナギ整骨院のお知らせ

筋肉の役割と働き

感染防止の応急対策として緊急事態宣言が発令されました。
医療崩壊の阻止、治療薬の確立を待つ形での終息まで考えると、
かかる時間との勝負に思われます。

必要なのは、今を断って未来に向けて動く準備で、
健康な身体づくりは必須条件です。
身体づくりのテーマの中で重要な筋肉の働きについて。
前回からの続きです。


筋肉は大小600を越える種類が存在します。
大きく分けると、「骨格筋」「平滑筋」「心筋」 ※前回のブログ参照
と別れています。

では、具体的に筋肉とは何の為にあるのでしょう。

○筋肉の役割

1.身体を動かす、姿勢保持する

筋肉の中でも骨格筋は、骨と骨をつなぐようについており、歩く、走る、座るなどの一環の動作も、筋肉が伸び縮みすることで、成り立っているのです。

また骨格筋が関節を安定させることで姿勢を保ち、正常な動きをすることができます。
人間は、常に重力の影響を受けており、体を支えるだけでも多くの筋肉を必要とし、力を出し続けています。

2.熱をつくり代謝を促進させる

人の体温は36℃~37℃くらいに保たれており、特に熱量の6割は、筋肉から生成されています。
筋肉を主体とした熱の生成により身体は一定の寒さから身を守り、生命を維持しています。

その主なエネルギー源は糖質と脂質です。
筋肉が多いとこの熱の発生量(いわえる基礎代謝)も増えるため、代謝がアップしメタボリックシンドロームなどの生活習慣病の予防にもつながっていきます。

3.血管、リンパ管の循環をよくする

心臓から送り出せれた血液を筋肉が伸びたり縮んだりすることで血管に圧力をかけ、ポンプのように押し出す作用を「筋ポンプ」とよびます。

特に心臓から1番遠い足元は、心臓からの血流の勢いが半分以下の40%くらいのスピードに落ち込むので、ふくらはぎの筋ポンプが重要な役割を果たしており、「第2の心臓」と呼ばれています。

4.免疫力の向上

リンパ球を始めとする免疫細胞は必要なアミノ酸(グルタミン酸等)により活性化します。
筋肉には多くのグルタミン酸が貯蔵されており、筋肉量が多いと免疫力は高まります。

5.水分を貯蔵する

筋肉は人間の体の中で、最も大量の水分を保持しています。

身体の水分は、脂肪量が多い女性にくらべると、筋肉量が多い男性のほうが体内総水分量は多く、健康な成人で、体重の60%前後(男性60%、女性55%)の割合を締めています。

筋肉が少ない人は水を飲んでも体に貯めておくことができず、脱水症状や代謝の低下を引き起こしやすくなります。

6.ホルモンの生成

骨格筋が産生するホルモンの主な役割には、筋肉や骨の形成や再生、抗炎症作用、糖質や脂質の代謝への関与、心筋細胞や血管内皮細胞の保護などがあるといわれています。

7.臓器の保護

筋肉には衝撃を吸収する役割があり、内臓や臓器を衝撃から守ってくれます。


筋肉は、睡眠、食事、運動、安静を軸に質が変化していきます。

自身の身体とよく向きあい、病気に負けない身体づくりをすることを大切にして行きたいですね。

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