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【脅威】正しく恐れましょう《番外編》

政府からついに非常事態宣言が出されると言われています。
(この記事があなたに届くころは既に出されているかもしれません)

昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大で,
日本人の危機意識の低さが非難の的となる場面が多く見られます。

映画「シン・ゴジラ」でのアメリカ政府高官のセリフ
「危機というものは日本ですら 成長させる様だな」
思い出されます。

私などは国家という大きな規模についてモノを言える立場ではなく
またそんな見識もないので言っちゃいけないとは思うのですが,

23区が火の海になり首都圏一帯が放射能で汚染され,
首相を含む首脳陣がビーム一撃で蒸発して…

それでようやく成長する国なら,
新型コロナウイルスくらいでは
全然被害が足りないかもしれません。
 
そして…国が国なら…?


今日のテーマ『鎮静後に社員から逃げられる企業』

新型コロナウイルス感染という脅威を前にして,
企業の対処能力や経営者の考え方が
露呈した感じもしています。

労働者は,勤めている企業が社員を大事に考えてくれているか否かを見るでしょう。

いち早くリモートワークや休止を決めた企業もあると聞きます。

そういう企業なら,
社員の安全がしっかり考えられていると安心するかもしれません。

もちろん,それに伴い給与を下げようと考える経営者もいるかもしれませんが,
それは違法で労基に通報されたらまずいので選ばれにくい手でしょう。

企業側が休めと言ったのに休んだら賃下げというのはあんまりです。

 
また,この時期においても出社を強要している一部企業もあるようです。

社員たちは雇い主との力関係上断われない…
休めば給与を下げると言われる…
給与が下がれば生活に支障が出る…
だから,感染は怖いけれど満員電車での出勤を続ける…
 
そんな方は意外と多いようで,これを機に
社員の命を軽んじている企業からは去ろう!との
決断をしたとの話もよく耳にします。
 
今回の感染拡大で仕事を失う人が続出していますが,
それが終息した後,
渦中にしっかり対処できなかった企業が
逆に労働者から見放されていく番が来ることが予想されます。

転職斡旋(あっせん)業は今,大忙しなのだそうです。
 
もちろん,対処を十分にできなかったとはいえ
企業にばかり責任があるとは言えません。

社員を休ませれば儲けが下がる…
それなのに変わらぬ給与を払わないといけない…
国からの休業補償はアテにならない…
お金を確保しないと経営そのものが危うくなる…
 
経営者にだって生活があり,
家族があれば守らないといけない。
社員を生贄にしてでも…

ダブルバインドに陥って頭を抱えている
経営者さんは少なくないと聞きます。

 
それでも政府の危機管理能力が悲しいほど低い日本では,
企業の経営者の決断力が極めて重要なのかもしれません。

新型コロナウイルスの脅威は,
選ばれる企業と選ばれない企業,
人が残る企業と人が去る企業を
わかりやすく分けることになりそうです。

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