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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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サンプルセレクションバイアス

予報では夕方から夜にかけてと聞いていた雨が,お昼にパラパラと降ってきました。洗濯物が乾かない…足元が濡れる…傘が荷物になる…など様々な理由で歓迎されにくい雨ですが,今年に入ってからの降水量は例年に比べ大変少なく,一部では一級河川が干上がってしまったなんてこともある今,これを恵みの雨と感じる人もいることでしょう。雨には変わりないのですが。感じ方など,状況によるし,さらに同じ状況でも人によって評価が変わります。久方ぶりの雨だけれど,やっとできた恋人との初デートの朝に降った雨は舌打ちの対象になるでしょう。繰り返します,雨には変わりないのですが。
さまざまな状況下にある人物が無数にいるわけなので,会話のはじめに「雨・・・憂鬱ですね」「やっと降ってよかったですね」と一方に寄せてかかるのは実はリスキー。足がずぶ濡れになろうと傘のせいで荷物を一方の手で持たざるを得なくなろうと雨が嬉しい人,います。少ないとは思いますが。


実際,私は雨が嫌いではありません。小3の6月,当時好きだったクラスの女の子のお誕生会に呼ばれたのは雨の日でした。結婚式でもないと使わないような服を着て,胸ポケットに白いバラをさして,ドアを開けてもらうと同時に花を渡す手筈・・・だったのですが,ドアを開けたのがすでに到着していた別の女の子で,極度の緊張のためか勢い余って好きでないどころかあまり話したこともなかったその子にバラを渡してしまいました。今とは違い,小学生にはお付き合いするしないといった感覚を持たなかった子が(たぶん)多かったためそれといった特殊な関係にはなりませんでしたが,結果的にバラを渡した子ともちょっとだけ仲良くなれました。いい思い出です。

私は割とレアなケースかもしれませんが,雨についての印象を道行く人に聞いて「嬉しい」「嫌だ」で決を取るとおそらく聞いた日の天気によって結果が変わるでしょう。雨の日を快適に暮らすためのグッズを販促したければ雨の日に憂鬱そうな顔している人にインタビューして「嫌だ」票を集め,「こんな憂鬱な雨を快適に過ごすグッズがこちら!」と紹介をするのが適切で,川が干上がるような日照りの日に同じことやったらきっと残念な結果になります。

さて,これをどうにか自分の仕事に当てはめて使えはしないだろうか・・・!
一流のバイヤーは熱帯雨林でも暖房器具を売る,といいますが,たいていの人は一流のバイヤーにはなれない。もちろん私もなれそうにない。なのでこの,サンプルセレクションバイアスを大いに活用したいところです。

例えば私のような整骨院の人間の場合,深く考えずにイメージするとこんなです。
整骨院によってメインにしている治療は異なるけれど,ウナギは歪みの矯正をメインにしている。→日本中の整骨院患者さんに聞いたらどうかわからないけれど,ウナギの患者さんだけに聞けば,普段かに歪み歪み言われている人が集まり,身体の困りごとは?と聞かれれば8割以上が「身体の歪み」と答えてくれる。それを「患者さん100人に聞いてみた」とタイトルをつけて看板に貼り付ければ,ちょっとした歪み恐怖症の散布に成功します。偏ってはいるけれど,嘘は言ってません。

こんなこと言ってるから,スタッフに腹黒いと言われるんです・・・




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