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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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【リモート】机&椅子選びで考えることは2つでOK

自宅でのリモート業務が始まって,
長い人は半年ほどになるでしょうか。

つらさを訴える患者さんの多くは
その原因を「合わない作業環境」に
あるだろうとおっしゃっています。

本当にその通りだと思います。

いつも食事で使っているテーブルに
書類を広げ,テレビを楽しむ家族に
囲まれ,話し声に気を散らしながら
どうにか今日分の仕事をこなす…

大変だと思います。




なかなか終わりの見えないリモートの日々,
少しだけなら今ある机で頑張ろうと
思っていたけれど,長引きそうなら
もう机も椅子も買ってしまおう!
と考える人も増えているそうです。

そこで,どんなのを買えば良いか?
との相談を多くお受けします。

今回は,当整骨院で行っている
机&椅子選び相談の内容をちょっとだけ
書いていきます。




買うのが机だけ,もしくは椅子だけの場合は
買わない方のもののサイズを確認する必要があります。

机と椅子のサイズがミスマッチでは,かえって
身体に負担がかかってしまう
からです。

ここを雑にすると・・・首や肩の疲れ,腰の痛み,
姿勢の悪化,足のむくみなどにつながってしまいます。

合わない家具で身体に負担をかける結果を防ぐために
気にかけていただきたいポイントはたったの2つです。
1 椅子は足の〇が床に着く高さにする
2 机は椅子との「〇〇」を必ず考える
では,始めましょう。



【1 椅子は足の〇が床に着く高さにする】

よく椅子の高さを何センチにする…といった話を
聞きますが,そんなの身長によって随分変わってきます。

「一般社団法人 日本オフィス家具協会」が,
明確な計算式を公表しています。それが,

適切な座面の高さ(センチ)=身長×0.25
座面というのは読んで字のごとく座る面です。

なので例えば身長が195センチ(希望)の私の場合は
195×0.25=48.75 
床から48~49センチの所に座面があるのが好ましく,

身長が155センチ(実際)の私の場合は
155×0.25=38.75
床から38~39センチの所に座面があるのが好ましい
というわけです。言ってて悲しくなってきた。

そのくらいの椅子に座れば,
足の裏が軽く床に着きます。( 〇の中は「裏」でした )

ただ身長に合う椅子を使うだけでなく
・座面の奥までしっかり腰かけ,
・骨盤上部をしっかり背もたれにつけ,
踵は床につけ,
・太もも
の上部を水平に,ひざ下は床と直角に…

といった正しい姿勢で作業を行うのが良いとされています。



【2 机は椅子との「〇〇」を必ず考える】

オフィスでの机で現在推奨されているのは72センチと言われています。
それは現在の,働く人の多様化が関係しており,
車いすでの利用もしやすい高さとして設定されているそうです。

自宅でのリモート作業の場合はご自身にちょうど合うものを
用意するのも良いでしょう。
その際に気にしていただきたいのは,「椅子との差尺」です。
( 〇の中は「差尺」でした )

差尺とは,「椅子の座面」と「手を置く机」までの高さの差です。
「一般社団法人 日本オフィス家具協会」はこれについて,

デスク高さの目安は=座面高+差尺(身長×1/6)

と言っています。
先程の例えに再びあてはめると…

身長が195センチ(希望)の私の場合は
195×0.25=48.75   (椅子の座面)
195×1/6=32.5    (差尺)
48.75+32.5=81.25   (デスクの高さ)

身長が155センチ(実際)の私の場合は
155×0.25=38.75   (椅子の座面)
155×1/6=約25.8   (差尺)
38.75+25.8=64.55    (デスクの高さ)

となるわけです。




まとめますと…
椅子の場合,適切な座面の高さが身長×0.25
机の場合,座面の高さ+差尺(身長×1/6)
ご自身の身長を当てはめて,確認してみてください。

よいリモートライフを!

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