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数をこなす保険型整骨院か、単価を上げる自費型整骨院か

もう言わずとも答えが出ているようにも
思いますが

僕の育った治療院はゴリゴリの保険純度100%の整骨院
(外傷もちゃんとやる)

でした。
ちょうどそのころ歯科医院が飽和化していて

自費診療に移行し始めている
そんな感じでした。

20数年たって
同じような波が確実なものとなっています。

数をこなさないといけない整骨院は
1人が診れる数はどうしても限られているため

たくさんになると1つ1つの施術のクオリティは
どうしても下がります。

人の話も聞けなくなります。
自分の体力のとの兼ね合いもあるので

少しずつ首を絞められている
感じはします。

いい傾向ではありません。
そこでいきなり『自費だー!』とぶん回しても

ダメなので当院は
ハイブリッドで、両輪でやっています。

適正に保険でいいものは保険で
自費の方が成果が出せそうだったら

自費でと言った具合です。
こういう現象は

どの業界でも同じことが起きていて
もはや日本でファッションブランドと言えば

日本人のおおよそ80%くらいがお世話になっているであろう
『ユニクロ』

こちらは高品質なものをお求めやすい値段で提供というのが
コンセプトになっていて

GUなんかは他のブランドが追随できない
状況になっています。

一方でヨーロッパ系のハイブランド
同じものなのですがブランドの価値のより値段が10倍違っても

売れます。といった2極化がどんどんスピード感をもって
進んでいて恐ろしいほどです。

ユニクロのようなブランドはハイブランド化はできないでしょうから
どうしても価格競争が勝負どころです。

しかし0円にはならないし価格の限界はどうしてもあります。
整骨院業界も2極化が進んでいます。

その治療家しかできない施術を自費でやるか
広く一般的な保険診療で数をこなすか

決断は迫られていると思います。


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