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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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受験生に捧ぐ

もうすぐ大学入試センター試験です。もうずいぶん前になりますが,私は18年ほど前に雪の中歩いて会場に向かい足を震わせながら受験しました。成績は全く良くなく憂鬱な受験の日々ですが,今となっては懐かしい思い出です。

高校時代に大して勉強に情熱を傾けなかった私がその後10年もしないうちに高校の先生になってしまい,その後さらに10年後に整骨院でお仕事をしています。人生,どこに何が転がっているかわかったものではありません。一つ一つ真摯に取り組むのは大事ですが,一喜一憂することはないようです。
ことあるごとに「真剣は良いが深刻になるな」と戒めてくれた父の言葉が今になって少しだけわかった気がします。ありがとう,父さん・・・
(あ,父は今も健在です。不摂生がたたってよくお医者さんに叱られていますが。ちなみにそれは私もです。遺伝です。)

それはそうと,センター試験が近づいている今,私は整骨院の人間としてこのお話をしなくてはなりません。

それは,若い受験生だってぎっくり腰になるということです。
予備校で一緒に勉強した友人です。私よりずっと優秀で,各模擬試験であのW稲田大学やK應大学の合格判定は常にA判定。第一志望校の某T大学も十分に狙えるという人物でした。ただ,運がありませんでした。
センター試験当日,先ほどお話しした通り雪が降っていました。私は幸い,普段通っている学校が会場で,受験生もほとんど同級生。もともと呑気な私は余分な緊張をすることなくいつも通りに過ごしました。それもどうかと思いますが。で,例の友人は私とは違い慣れない経路で会場入りしまわりも知らない人ばかりの状況だったそうです。緊張もかなりしていたそうです。

そりゃあもう身体も心もガチガチだったことでしょう。

試験開始。一科目の英語で事件が起きました。
友人,消しゴムを落とします。本来であれば試験官を呼んで拾ってもらうのが決まりですが,落ち着いた対処ができないほどに慌てていたそうで,自ら拾おうとかがんでしまったのです。その時,腰の奥で今まで聞いたことのない音を聞いた・・・と,後になって笑って話してくれましたが,しばらくは泣いて過ごしたはずです。

結局彼は浪人することになりました。それから疎遠になってしまったためその後はわかりませんが,元気に活躍していることを願うばかりです。


授業の体育以外でも軽い運動は継続し,決して運動不足というわけでもなかった。しかも18歳という若さ。ぎっくり腰とは無縁と思われがちな人物でも,寒さや極度の緊張状態で筋肉が強張っているときに突発的な動作が加わることでぎっくり腰は起こります。

受験を目前に控えた今,私のブログを読んでくれている学生はいないような気もしますが・・・。
タイトルに激励の意を込め,ちょっとしたアドバイスを受験生に捧ぐ。君に幸あれ。

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