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千石 ウナギ整骨院のお知らせ

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タピオカとは何物なのか

 最近タピオカが人気です。私が月2回くらいのペースでプラモデルの部品を買いに行く池袋のヤマダ電機のそばにあるタピオカドリンクのお店にはいつ通っても若者たちの大行列ができています。私も自称「永遠の18才」としてブームに乗ろうと思うのですが,この行列に加わる気力が出ずに毎度断念します。(何が永遠の18歳だ)

 ところで,タピオカが一体何者なのかを知っている人はあの行列の中にどれほどいるのでしょう。もちろん,流行に飛びつく若者たちが得体の知れないものをカワイイカワイイ言って平気で体内に取り込んでいるのだと揶揄しているわけではありません。私も,食べているものの製造過程を全て確認しているわけではないので。ですが,池袋のあのお店で「これ全部カエルのタマゴなんだぜ。お腹の中でオタマジャクシがハッピーバースデーするんだぜ」と言ったら「何言っている。これは熱帯低木のキャッサバの根茎から製造されたタピオカ澱粉を加工したものだぜ!」と返せる人がそうたくさんいるとは思えません。きっと5人に1人はマーライオンの如く華麗に噴き出してくれると期待しています。

 先ほど言ってしまいましたが,日本で出回っているタピオカの原料はタピオカ澱粉というもので,それはタイや台湾が原産のキャッサバという木の根茎,つまりイモから取れるものです。それを水で溶いて加熱,粒状にして乾かして,それではじめてよくイメージされるツブツブの姿になります。日本がタイや台湾から輸入する量の増加はすさまじく,ある調べによると2017年に2053トンだったのが2018年になって2928トンにまで上昇したとのこと。これは,いつか来るブームの終焉の際に起きる大量の在庫処理が大変そうです。

 もとが澱粉なので,タピオカは炭水化物です。またカロリーが高めなので食べ過ぎには注意したいところですが,健康のためにしっかり摂っておきたいカリウムやマグネシウムも含まれています。タピオカにしか入っていない…というわけではありませんが,せっかく沢山出回っているんです。様々なお店が工夫をこらしてどんどん美味しくなっていくタピオカ。興味がなかった人もたまには召し上がってみても良いかもしれません。


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