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千石 ウナギ整骨院のお知らせ 2019年7月

【作文】今年もやります。宿題のお手伝い。

 長かった曇りの時期を終え,いよいよ本格的な夏になったようです。夏休みに入った学生さんが私服で院の前を歩いている様子がよく見られます。学生のとき,夏休みは一カ月以上ありました。学校が嫌いでなかった私としては,仲の良い友人や好きな女の子としばらく会えなくなる寂しさを抱えながらも,年に何回も会えない親戚への挨拶(そしてお小遣い),年の近いいとことの川遊びを楽しみにしていた記憶があります。
 
 そんな楽しい思い出と同時に一点の曇りもあります。そう,大量の宿題です。絵日記,ひまわりの観察,各科目の問題集,自由研究,読書感想文,水道や交通安全などのポスター,図工,リコーダーの練習…今考えても,ちょっと多すぎるような気がします。それに,作文や絵のように一度やってしまえば完了となるものならまだしも,日記のように毎日継続しないといけないタイプの宿題には,ロールプレイングゲームで毎ターン微妙に体力を削られる毒属性攻撃を受けたような気分にさせられたものです。
 
 しかし,それも今となっては実に楽しい思い出。社会人のみなさんいかがでしょう?大人になって出来ることが格段に増えた今,当時の宿題をもっと楽しめたのではないか?とか思いませんか?私は思っています。そして,どうして父がノリノリで自由研究を手伝ってくれたのかが理解できました。
 できることなら,また夏休みの宿題をやってみたい。よしやろう!
 ということで始めた,小中学生さん向け「作文のお手伝い」企画。実は去年もやっていました。ここの院を継いだばかりでどうにか街に馴染もうとしていたときに考え付いたものでした。2人くらい来てくれればなとか思っていたのですが,結果的に4人くらい見させてもらうことになりました。ありがとうございました。
 これを今年もやります。もちろん,代行して書くとかではありません。やるのはほとんどお話で,説明するのは書き出し方とつなげ方といったテクニックの部分だけです。

 イメージ的にはこんな感じのことをします。《https://www.unahone.net/news-sengoku/entry/post-132/
 今年はすでに2人の作文を済ませました。まだまだできますので,よかったらご相談ください。


 前回のブログから随分間が空いてしまいました。更新を楽しみにして下さっている方,もしいたらごめんなさい。またちまちま書き始めるので読んでやってください。


【日程】2019年8月のスケジュール

 夏らしい暑さが未だ来ないうちに7月も下旬となります。今年の夏はどうなってしまうのでしょうか。

 こうも日光を浴びない日が続くと体調を崩しやすくなります。ご自愛ください。
 8月,当院のスケジュールはこのようになります。

1日(木)~3日(土)は夏休みを頂きます。あとは通常スケジュールです。

今日は暇です。久しぶりに5時台に暇です。うーん。ちょうど今キャンペーン中のコアトレでもしようかな。3か月間ペースを乱さず頑張った方へのお祝いキャンペーン中で話題のあのコアトレでもしようかな。回数を重ねれば重ねるほどお得なあのコアトレでもしようかな。うん,そうしようそうしよう。

【通院】保険治療の関門

 整骨院で保険治療をお受けになっていると,時々ある封筒が送られてくることがあります。「親展」と書かれた重要感のある封筒なので,送られてきた時はちょっと驚くかもしれません。中を見ると、整骨院に行った日や症状が起きた日,その原因や箇所など色々と記入する欄があり,慣れていないとちょっと億劫になりそうな用紙です。しかも,回答期限がそこそこ早く,届いた日にパパッと書いてしまわないといけないのでは…と思ってしまいます。当院ご利用の患者さん,もしそういった書類が来ましたらご相談ください。日時や症状などしっかり明記されたものがございますので。

 整骨院での治療が他のマッサージ店より安く設定されているのは,整骨院では保険を扱うことができるからです。患者さんのご負担が少ない分,保険組合さんの方に請求書類をお送りしてお代を頂いています。なので保険組合さんは,なるべく支出を減らしたい,当然のことです。そのために患者さんにああいった書類を送り,本当にその症状が整骨院を必要とするものかを振り返ってもらい,あわよくば「あー,それ保険組合がお支払いする案件ではないですね」とジャッジをするわけです。診察することなく保険か否かをジャッジできる,すごい能力です。その異能力,私もぜひ手にしたいものです。

 いきなり書類が来て3カ月くらい前の話をされてもわからないという方も多く,整骨院で治療を受けた首や腰の痛みがケガなのかと聞かれれば,「出血もないし…ケガというほどのものではないかな…」と思い,【ケガ以外】にマルをしてしまうこともあるでしょう。その時点で終わりです。保険適応外と判定されます。

 足繁く通って下さっている患者さんとは,ある程度の関係ができているため「こんなの来たんだけど…」とご相談に乗ることができるので対応のしようがあるのですが,通りがかりにお寄りになって一度だけ施術を受けて終わってしまった方とはそういった話ができにくく,確認することなく患者さんご自身の記憶で返答し,それが当院の請求内容と少しでも相違があると保険請求は無効になります。実に残念なことです。寝違えの治療をしたハズなのに,長年の肩こりで行きましたと回答があったため無効ですとか言われたときには,虚しさしか残りません。これでも色々手を尽くして治療を提供したのになぁ…と。

 こういうことが起きすぎてイヤになり,保険診療をやめて全て高額の自由診療に切り替えてしまう先生も多くいらっしゃいます。保険で治療したのに適応外判定,ご本人にも連絡がつかないとなると,ただ通りがかりの人を安く治療しただけになりますから。無理もありません。結果,整骨院の敷居が高くなります。整骨院は気楽に通える施設ではなくなり,保険で治療できたはずの症状を我慢する患者さんも出てきます。さぁ,得をするのは誰でしょう…?世の中の多くは誰かの思惑で動いているようです。

 一応まだ保険診療をやっていこうと思っているので当院では問診時に必ず保険の話をしています。どういう症状が保険を使えるかをお話ししています。保険は「症状を治す」ためにあり,治すためには数回通う必要があります。ちょっと揉んで欲しかったくらいでは使えないものですということを説明した上,患者さんに選んでいただいています。言いかたは少し尖りますが,通う気がない人はほぼイコール治す気もないと言えるので,場合によっては自由診療をお勧めすることもあります。

 こういうことを言うと,初診の患者さんに厳しい目を向けているのかと思われてしまうかもしれませんね。実際その通りかもしれません。ですがそれはまだ症状についての情報を入手出来ていない患者さんに誤った治療を提供しないために必要なことと思っています。通えない患者さんに,週3通院を見越した治療をしては無意味になってしまうおそれがありますから。
 
 そのスタイルに切り替えてから保険治療で一回で終わることが格段に減りました。また,切り替え前の3月以前と比べて今では患者さんののべ人数は月平均50人くらい増えています。敷居は以前よりちょっと高くなっているのですが,その分ちゃんと治そうと思って来てくれる患者さんに絞られたように思います。方針は合ってるんじゃないかな…。誤解を招くといけないのですが,ちょっと揉んでくれという感じの方を拒否しているわけではありません。その場合は保険ではなく自由診療になりますというだけです。

 制度は良し悪し関わらず制度。ならその制度の下で,なるべく正しくやっていくしかありません。

 いや,違いますね。
「お上の事には間違はございますまいから」(森鴎外『最後の一句』より)


【胡瓜】夏バテ予防に夏野菜を!

 先日お亡くなりになったジャニー喜多川さんの多々ある実績の中には「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」 「最も多くのナンバーワン・シングルをプロデュースした人物」としてのギネス世界記録もあるそうです。ここ数日のニュースで時間をかけて報じられているおかげで色々知ることができましたが,本当にすごい方だったのですね。ご冥福をお祈りいたします。

 今回はまずギネス記録について少し綴ってみようかと思います。そもそもギネスとは…
「ギネス世界記録の発行は、アイルランドのビール会社ギネス醸造所の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが、仲間とアイルランドへ狩りに行った時狩りの獲物のうち、世界一速く飛べる鳥はヨーロッパムナグロかライチョウか、という議論になり、これになかなか結論が出なかったためで、ビーバーがもしこういう事柄を集めて載せた本があれば評判になるのではないかと発想した。」
 
なのだそうです。ウィキペディア先生からの情報です。ギネスとして認定されるには,公認の認定員さんの厳しい審査を受け,その時点で世界で一番だと認定されれば記録されるのだそうです。なので,例えばたまたま学校でクラス全員の大縄跳びをトンデモナイ回数を跳べたとしても,その場に認定員さんがいないとダメということです。認定員さんを呼んでもう一回同じことをやろうとしても,そういう時って緊張で変に力が入って成功しにくいものですよね。

 また,一番であれば何だって良いというわけではないようです。審査基準が明確でないものや,健康に害を生じるもの,記録を求めるあまり犯罪を起こす危険性があるものは申請を受け付けないそうです。何でもありではないってことですね。

 逆にいえば,基準が明確で健康的にも安全で人を傷つけることがないものであれば何だって大丈夫なわけで,先述のジャニーさんのような偉大な功績が記録されることもあれば,1分間で新聞の「の」の字を探す(記録177字),カタツムリを顔の上で10秒間這い回らせる(記録43匹…うげっ)などの,正直実にしょーもないことだって同じ「世界一」という基準で記録されるのだそうです。

 
 そろそろ「タイトルと違うじゃないか」とお思いの方も出てくるころでしょうか。ではそろそろキュウリの話を。キュウリはほとんどが水で出来ています。食物繊維を摂ろうとキュウリを一生懸命食べてもその目的はなかなか果たせません。キュウリには栄養が少なく,その少なさでギネス認定されてしまっているそうです。…記録って,上にも下にもあるんですね。ちなみに上の記録はアボカドだそうです。
 こんなことを言うとキュウリの立場を著しく悪くし,一生懸命キュウリを育てて下さっている農家の方々の名誉を傷つけます。なのでここからは私も大好きなキュウリの復権のために書いていきます。

 確かにキュウリはギネスに認定されました。その記録名は“Least calorific fruit(最もカロリーが低い果実)”です。低いのはカロリーです。カロリー(cal)は熱量の単位です。巷で言われる通り「最も栄養が少ない」と言えば聞こえは悪いですが,「低カロリー」と言えばOL人気が殺到するヘルシーな印象に早変わりです。評価なんてそんなもの。
 95%ほどを占める水分以外に,キュウリにはカリウムが含まれています。以前の記事で,細胞ではカリウムとナトリウムがバランスを取りながら出たり入ったりしているという話をしましたが,そのカリウムです。ナトリウムとは食塩に含まれるものです。カリウムをしっかり摂れば塩分過多に対抗することができます。余ったナトリウムは尿になって排泄されるので,高血圧対策に役に立ちます。またこの利尿作用は体温調節も手伝うため,熱中症予防にもなります。

 最近の日照不足で値段が上がってしまっている野菜ですが,この時期何かと崩しやすい健康を守るため,バランスよく食べていきたいですね!

【現状】通常診療時間も大歓迎

 今日は予約だけで8件…。本当に有難いことです。ここの院長を継いだばかりのときは1日開けて診たのは3人だけだった…なんてこともざらにあったことを思うと,本当にもう感謝するばかりです。
 
 予約枠をどんどんお使いください。お待たせすることがない点が予約の利点です。対して,状況によってはお待たせしてしまうこともありますがご自身のタイミングでご利用になれるのが通常時間帯の利点です。土曜はそのいいとこどりを図ろうと両方用意してあります。14時まではいついらしても大丈夫で,15時以降はご予約いただければ時間を確保します。
 
 いつもいつも同じパターンなわけではないのですが,今日は通常時間帯に余白が多いです。それでも平日の午前より入りが良いのですが…(平日どれだけ暇なんだ)。たまたまこの記事をジャストタイミングで読んでくださった方,今ならすんなり始められますよー。

【受診】その症状,保険で治療できるかもしれません

 基本的に整骨院で行われる治療の対象は捻挫や挫傷,打撲などのケガです。慢性化している肩こりや腰痛の治療が出来ないわけではありませんが,ケガと慢性症状は保険適応か否かで区分されており,どちらで治療できるかは実際にご来院の上診察させていただかないことには判断ができません。なのでお電話等で「そちらのマッサージは保険使えるんですか?」とお聞きになられても「はい」とは言えません。まず一度診させていただいてから,保険適応であれば保険証をお使いになれます…とお返事しています。残念ながらその時点で「じゃあいいです」となってしまうことも無くはないのですが,整骨院は安く揉んでくれるマッサージ屋ではありません。そんなやり方だから当院は保険が伸び悩むのですが。。

 逆に,患者さんご自身が保険は使えないかなと思っていた症状が実は保険でできる内容で「え?使えるの?」と驚かれることもあります。保険診療と自由診療ではかかる費用に随分差が出ますから。『マッサージは高いし痛みがきつくなってから行こう』が『安くできるなら連続で通ってしっかり治そう』に変わってもらえたら幸いです。まずは気軽にご相談ください。

 足を挫いた!転んで手を打った!といった「ケガ」とイメージしやすいものだけでなく,寝違えやギックリ腰も重大なケガです。肩こりだと思って腕を無理に回そうとしてピキッとなったことありませんか?肩こりそのものはケガとは言い難いかもしれませんが,ピキッとなったことはケガである可能性があります。いつも痛い腰だけど今日は朝から妙にズキズキするなんてことありませんか?腰痛を庇って無理な姿勢をとり,そのためどこかの筋肉に過剰な負荷がかかって新たな症状を引き起こしてしまったせいかもしれません。

 そんなのこじつけだ!と言いたくなる人もいるかもしれませんが,人の状態は実に不安定なものです。今までなかった痛みが出てくるには何かしらの原因があり,その原因がケガであることは大いにあり得ることです。安心して保険証をご持参ください。
 
 保険治療をする初めての患者さんには必ずお話していることなのですが,長い期間かけて作った痛みなので,はじめはそれなりに回数がかかります。一回の治療でスッキリすることの方が少なく,人によっては一回目のあと痛みが増してしまうこともあります。内に籠っていた悪いところが表面化したからです。それで「ウナギ行ったら悪化した!」と言われてしまうことも少なからずあるのですが…。悪いものを捨てて良いものを取り入れるのが投薬治療。悪いものを捨てて血行を良くして自己治癒力を上げるのが私たちの治療。悪いものを捨てることについては共通しているのです。優しくないかもしれませんが,多くの患者さんにはご自身の症状と向かい合っていただき私たちと組んで一緒に撃退しよう,というお考えを持っていただくようにしています。「よくわからないけど痛いから何とかしてくれ。よろしく。」では治るものも治りません。

 もちろん私たちは精一杯の努力をします。それは当たり前のことです。多くの場合はその上で,この後はこのようにお過ごしください。と,実行が難しくない程度のお願いをしています。それは症状を悪くしないためであり,次の治療のための準備であったりもします。普段から首がバキバキでついに朝寝違えてしまった!という人に今日もスマホゲームしまくってOKですなんて言えません。悪化させないため、今日は大人しく休んでください,です。それを,イベント最終日だから3時間画面とにらめっこでした。それで首がバキバキです。…でしょうね!としか言えません。

 治療を始めたそばから悪化の原因を継続すると,悪化します。
 ダイエットを始めたそばから多めに食べると,太ります。

 ケガを治すためには好きなことも一部我慢する必要があり,ダイエットするためには空腹に耐える必要がある場合もあります。本気度の問題です。仕事なので平等に本気でご対応いたしますが,本気でどうにかしたい!と頑張る患者さんには私はすごく本気で治療にあたります。
 
 なんて言っていますが,敷居を高くしようというわけではありません。仕事に勉強,遊びなど,頑張れば頑張るほど楽しめば楽しむほど身体には何かしらの負荷がかかり,痛みとして発現することがあります。それを無視せずにしっかり向き合えば日々を随分と楽なものにできるかもしれません。小さくても,治したい症状がおありの方はぜひ一度整骨院を利用されてみてはいかがでしょうか。

【就活】選ばれるより選びたい

 ピシッとしたリクルートスーツに身を固めた若々しい学生さんが就職面接に挑む姿をよく目にします。それを見てふと思い出します。私にもそんな時が…あ…あれ?…ない…ないですね。そう,私はちゃんとした就活をやってきていません。遅く来た反抗期っていうんですかね。なんかこう,いかにもフレッシュマン!みたいな感じが嫌いだったのです。今でもあまり好きではありません。着ていたスーツは塾講師のアルバイトで着ていたものの使いまわし。チョークの粉が袖に残っていました。そのくせ,リクナビとか使って面接先は探すんだから支離滅裂もいいところです。 
 
 もう時効でしょうから,そんな私がやってきたトンチンカンな就活をお話してみようと思います。なかなかうまくいかないなぁと思っている方の励みになれば幸いです。
 

 初めての就活は神奈川に拠点を構える学習塾運営の会社でした。一応教員志望だったので,お勉強関係のお仕事に注目していたわけです。面接は5回くらいありました。質問されることはほとんどなく,設定された時間の中で自分で考えてきたテーマでただスピーチをするだけ。回によって10分だったり3分だったり,事前に時間は電話で言われるので準備をすることはできるのですが,スーツすらマトモに着ない私はアマノジャクにもその場に立つまで一切考えず,思い付きで喋っていました。不真面目すぎる…。ですが,なぜか次へ次へと進んでいき,はじめの会社で最終の社長面接までこぎつけます。
 
 さすがに少しは準備をすべきでしたが,最終は会話でのジャッジということで準備のしようがないなーなどと思い,多少の緊張をお供に面接会場へ。社長が来るなり「んー,今流行ってるのはお笑い系かジャニーズ系じゃん。男は女性ファンがつかないと売り物にならないんだよね。君はどちらでもない。ごめんね。」からはじまる容姿批判を5分ほど。
 顔は(多分)真面目でしたが心ではなかなかの暴風雨でした。まぁ,身長が低いからと女性にフラレまくっている経験のおかげで悲しくはならないのですが,単純に思うのが「最後の最後で出てきたボスが一番つまらない人だったな」。こうなると私がすべきことは最後の「言いたいことはあるかい?」でトンデモナイ球を投げることのみ。案の定聞かれる。「というわけで不採用だけど,言いたいことはあるかい?」よしきた。「自分の無価値さにほとほと愛想が尽きました。帰りの横浜線に飛び込む未来しか見えません。」さぁ,そのつまらない頭でどう返す?しかしかわされる。「いや,君はそんなことしない。それを言った君の目はなかなかギラついていた。はじめからその目で来て欲しかったな。」
 
 どうやらつまらなかったのは私の方だったようで,この社長は私が就活を始めたばかりであることを見抜き,エンジンをかけさせてくれたのかもしれません。その後,不採用が決まった上で数分間お話する時間が設けられたのですが,それはもうマンツーマンで稽古をつけられているような画だったと思います。それ以来会うことはありませんでしたが,あまりに貴重な不採用でした。
 
 その後の就活で,最終まで残らなかったものはありませんでした。そして最終で不採用になる度に,いろいろな社長から多くを学ばせてもらいました。就活って,選ばれようとするのではなく選ぼうとする気持ちでやれば面白いものなのかもしれません。もちろん,業界にもよるし,会社の大小もあります。挑む会社によってはお祈り通知の山を築いた可能性もあります。


 それから10年少々過ぎ,教員やってた時期をすっ飛ばして今の柔道整復師としての就活の話になります。
 はじめに行ったのは埼玉の方の霞が関にある接骨院でした。座って面接するのは面倒だからと社長さんの移動に合わせて車の中での面接となりました。実に珍しい。顔を見ないで行う形式。なので顔も覚えていません。早く決めてしまいたい場面ではありましたが就活は御機嫌取りでやるものではないので,聞くべきことは聞いておこうとしました。「要項には残業有りとありましたが,どのくらいでしょうか。もしよければ,残業代の有無も教えていただきたいのですが」「終わるまでは残ってもらうんじゃないかな。残業代なんかないよ。この業界のことをもう少し勉強しないと。」…残念。思考停止&開き直りってやつだ。かつて神奈川の社長に教えてもらった精神が10年ぶりに活性化。「他も見ましたからそれは勉強済みです。お聞きしたかったのは,スタッフを想い,一般的にはブラックと揶揄される働き方を変えようとしている会社なのかどうかです。」
 …これはダメでした。以前はハタチかそこらの若造が60代のベテランに噛みつく形だから大丈夫だったのであって,今回のはただの暴言です。当然不採用でした。
 
 で,次に受けたのがウナギです。ここの社長,つまり当グループの総院長は今までの面接とはまた異なっており,失礼承知で言ってしまえば「おもしろそうな人」だと思いました。(本人に読まれてたらどうしよう。)
 細かい文言は少し相違あるかもしれませんが,「スタッフの人生を豊かにする。」「ウチに来ればこういう未来を用意する。」といったことを明確に示されており,とにかく話がわかりやすかった。あと,スタッフを採ろうという意思が感じられました。就活する側にとって,これ大事なんですよね。採る気がない人との面接は退屈です。何度頭の中で人事部のおじさんの顔に落書きしたことか。
 とりあえず,選択は悪くなかったんじゃないかなと思っています。条件とかはさておき,やりがいのある仕事と精神的に豊かな日々は手に入りそうです。
 

 だいぶ端折った話でしたが,悪い例として私の不真面目な就活履歴をお話ししてみました。就活なんかこんなものだと肩の力を抜いてもらえたらいいなと思います。形式的には会社側が合否を出す役ですが,別に選ばれるかどうかにそんな重きを置くことはないんじゃないかと。そこにあるのは初めて会う人との会話ですから。それを楽しむ余裕を持ってみると,どんな仕事なのかイメージすらわかぬまま内定だけを求め入ってから「違った…」となる恐れも少なくなります。
 よい就活をしてください。応援しています。

【お知らせ】診療時間(2019年7月最新版)

 このページの読者の方にとっては「何回言うんだよ」な話なのですが,日曜夕方の診療を始めました。予約の方優先ではあるのですが,時々通りがかりの方もいらっしゃいます。空いていれば勿論やります。その時に大体聞くのが「え?日曜はお休みじゃないの?」か「午前だけじゃないの?」です。休みだと思う方がいらっしゃるのはわかります。最近までそうだったし,万が一土曜日の感じに混んだらさばききれない都合で大した宣伝もしてきていないので。ですが午前だけだと思った人は何を媒体に見たのだろう…。
 
・・・・・・あ!!…そうだった。2月までいたスタッフに日曜の診療をお願いしていて,ホームページはその時の診療時間案内のままにしていたのだった!するといよいよ混乱を招くことになります。

情報その① 看板/窓ガラスでの案内


情報その② ホームページ

情報その③ 貼り出している日程表や当ブログ,あとチラシ


 あ!よく考えたら診察券も違う!!こ…これは…えらいこっちゃ。診療時間の案内が見るものによってバラッバラ!ひと月くらいお休みなくやっていたからどうにかなっていたものの,今月から週1で休むからこの辺の訂正ちゃんとしないと「せっかく来たのに」と苦情を受けることになりかねません。それは順次やっていくとして,ここに再度載せます。今月はこの日程です!

【理科】身体と電気

 動物の細胞は活動する際に電気を発しています。少し面倒な話をしますと,普段細胞は細胞膜を隔てて中にカリウムイオン(K⁺),外にナトリウムイオン(Na⁺)があり,細胞が刺激を受けると細胞膜の性質がナトリウムを通しやすいものに変わり,外にいたナトリウムイオンが中に入ってきます。プラスのイオンが多く入り込んだ細胞の内側は、細胞の外側よりも電圧が高くなります。つまり,私たち人間を含め,動物は体内で発電をしているのです。

 もちろんその電圧で私たち自身が痺れてしまうようなことはありません。それは細胞で発生する電気は非常に微小でかつそれが重なって大きくならないように出来ているからです。身体の7割が水の人間が,細胞が刺激を受けるたびにビリビリしていたら身がもちません。

 しかし広いこの世界,自分の身体でできる電圧をうまく利用して生活している動物がいます。その一つが「デンキウナギ」。その名の通り電気を使うウナギです。デンキウナギの身体は他の魚と比べ特殊です。まず内臓の位置。デンキウナギの内臓は頭のすぐそばに詰め込まれています。前半分どころか,前3分の1くらいに全部入っています。人間だとちょっと考えにくいのですが,肛門がノドにあります。なら後ろはどうなっているのか?全部「発電器官」になっています。

 先ほど私たち人間が細胞で発生した電気で自分や他人が痺れてしまわない理由は「非常に微小でかつそれが重なって大きくならないように出来ているから」と述べましたが,デンキウナギの場合は異なります。細胞一つ一つの出す電圧は150ミリボルト。人間よりは大きいですが武器として使えるほど大きくありません。そこは同じです。ですが彼等はその細胞を規則正しく連結させています。乾電池を並列につなげば発する電圧は1個分ですが,直列につなげばその数の分,その圧は高くなります。デンキウナギは電気板としたその器官を体内で無数に直列つなぎをしているのです。それにより彼らが発する電圧は800ボルト!

 …それだけ?冬にドアノブを触って時にバチンッとなる静電気だって大体3000ボルト。デンキウナギなんて大したことないじゃないかと思うかもしれません。しかし,デンキウナギは水中の生き物です。電気をよーく通します。大事なのは電圧より電流。800ボルトは十分な威力になります。外敵から身を守ったり,食糧となる小魚を捕まえるために使うには申し分ない武装なのです。
 
 体内で大きな電気を作り出せるデンキウナギ。そこから着想を得て人の生活の役に立てようとする研究が進められているそうです。例えば心臓ペースメーカーや人工臓器。体内で電気が作り出せるのであれば,埋め込まれた機器の動力をそこから半永久的に得ることができるかもしれません。科学の力ってすごいですね。


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